2019年の「生活経済政策」のご案内(No.264~)
生活経済政策 2019年12月号(No.275)
明日への視角
- あなたはヤングケアラー(子どもケアラー)を知っていますか/堀越栄子
連載 Brexit とソーシャル・デモクラシーの行方[3]
- デモクラシーの生き残り方—イギリス政治にみるレジリエン/今井貴子
特集 年金改革の課題
- 2019年年金財政検証とその課題—特集の解題も兼ね/駒村康平
- 雇用の変容に対応した年金制度とは—長く働き続けられるために/西村淳
- 保険料拠出期間延長の論点/西沢和彦
- ライフコースの多様化と2019年財政検証の課題/丸山桂
書評
- ジャスティン・ゲスト著/𠮷田徹・西山隆行・石神圭子・河村真実訳『新たなマイノリティの誕生―声を奪われた白人労働者たち』/武田宏子
- 山口慎太郎著『「家族の幸せ」の経済学―データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』/柳煌碩
生活経済政策 2019年11月号(No.274)
明日への視角
- 若き気候変動アクティビストたち/三浦まり
特集 税制をどう立て直すか
- はじめに/伊集守直
- 再分配型租税構造の構築に向けて/野村容康
- 2010年代における法人税制改正とその帰結/木村佳弘
- ポスト10%の租税体系を構想する — 社会保険、交付税、環境税を軸に/佐藤一光
- 租税抵抗の観点から考える日本の租税政策/古市将人
連載 財政を「共同の財布」に[3]
- 何が嫌税感を生み出すのか/高端正幸
書評
- 熊倉正修著『日本のマクロ経済政策―未熟な民主政治の帰結』/劉佳
生活経済政策 2019年10月号(No.273)
明日への視角
- 世界にできることは…/水島治郎
特集 連合結成30年
- はじめに/中北浩爾
- インタビュー[聞き手 中北浩爾]
連載 日本社会のこれまで・いま・これから[3]
- 大混乱の大学入学共通テスト/本田由紀
書評
- 牛尾治朗、野田佳彦、古賀伸明著『松下幸之助と私』/大門正彦
生活経済政策 2019年9月号(No.272)
特集 参院選総括と今後の展望
明日への視角
- わかりやすい政治/杉田敦
特集 参院選総括と今後の展望
- はじめに/山口二郎
- 座談会 参院選総括と今後の展望/柿崎明二/高橋純子/野口雅弘/山口二郎
連載 アジアと福祉国家[3]
- 21世紀のアジア/金成垣
書評
- 中北浩爾 著『自公政権とは何か—「連立」にみる強さの正体』/伊藤武
- 金子勝 著『平成経済 衰退の本質』/高橋伸彰
生活経済政策 2019年8月号(No.271)
明日への視角
- アメリカの時代の終わりと日本外交の針路/遠藤誠治
特集 団塊親子クライシス
- はじめに/杉浦浩美
- [総論]「団塊親子クライシス」をどう克服するか/駒村康平
- 団塊親子が直面する危機—家族と就労の観点から/宮本みち子
- 親と同居する中年未婚者の増加と生活上のリスクへの対策/藤森克彦
- 団塊ジュニア世代の住まいと仕事:「失われた世代」が失ったもの/中澤高志
連載 Brexit とソーシャル・デモクラシーの行方[2]
- 労働者階級の政治的疎外―階級的無投票と国民投票/今井貴子
書評
- マルチェロ・ムスト著(江原慶、結城剛志 訳)『アナザー・マルクス』/塩田潤
生活経済政策 2019年7月号(No.270)
明日への視角
- 「嫌な政党」(nasty party)のゆくえ/武田宏子
特集 政府の情報公開とアカウンタビリティ
- はじめに/高安健将
- 公文書管理法と情報公開法から見る政府と政治のアカウンタビリティ/三木由希子
- 責任追及を阻む「情報の壁」当事者利害を名目に失われる透明性/澤康臣
- 公文書の“保存”と“公開”の両立を求めて/井上正也
- 政治主導に対応した情報公開とアカウンタビリティ/南彰
- イギリス国立公文書館と情報公開/山本健
連載 財政を「共同の財布」に[2]
- 嫌税感と財源調達力の欠如/高端正幸
書評
- 駒村康平・田中聡一郎 編『検証・新しいセーフティネット―生活困窮者自立支援制度と埼玉県アスポート事業の挑戦』/杉浦浩美
生活経済政策 2019年6月号(No.269)
明日への視角
- 女性差別撤廃の選択議定書批准アクション/浅倉むつ子
特集 民主主義と教育
- はじめに/伊集守直
- スウェーデンの民主主義と教育/伊集守直
- 日常生活と民主主義と教育をつなぐ理論/久保健太
- 「自由の主体」と民主主義/山竹伸二
- 民主主義の土台としての公教育/苫野一徳
連載 日本社会のこれまで・いま・これから[2]
- 新卒一括採用は変わるのか/本田由紀
書評
- 谷本有美子著『「地方自治の責任部局」の研究―その存続メカニズムと軌跡[1947−2000]』/辻山幸宣
生活経済政策 2019年5月号(No.268)
明日への視角
- リアル市民社会の可能性・再論/坪郷實
特集 地域の均衡化
- はじめに/星野泉
- 現代的地方自治と地方交付税―日本型財政調整制度としての地方交付税のいま―/中村良広
- イギリスの地方財政調整制度の展開と課題/中野英夫
- ドイツ政府間財政関係の現在地とその行方/嶋田崇治
- 拡大する自治体間の財政格差をどのように是正するか―「平衡化」を模索するフランスの事例―/小西杏奈
- スウェーデンの地方財政調整制度―水平的調整を用いた地方自治の条件整備―/伊集守直
連載 アジアと福祉国家[2]
- 20世紀のアジアとその後/金成垣
書評
- 千田航著『フランスにおける雇用と子育ての「自由選択」―家族政策の福祉政治』/辻由希
生活経済政策 2019年4月号(No.267)
明日への視角
- 「手に職を持とうと決めた」/木本喜美子
特集 市民の政治学のために
- はじめに/小川有美
- 「市民政治」の生成と展開―新潟の経験から/佐々木寛
- ソーシャル・メディアと動員 ― ハッシュタグ・アクティヴィズムからアセンブリへ/五野井郁夫
- 「黄色いベスト運動」試論/斎藤かぐみ
- 不安定雇用を包摂する新しい労働運動の分岐 ― 韓国の事例からの考察/安周永
新連載 Brexit とソーシャル・デモクラシーの行方[1]
- EU離脱過程の混迷と情動的分極化/今井貴子
書評
- 藪長千乃・藤本祐司編『福祉国家の観光開発―北欧の新産業戦略と日本』/浅井亜希
生活経済政策 2019年3月号(No.266)
明日への視角
- 資本主義は、いつ終わるのか/高橋伸彰
特集 入管法改正と日本社会の狭間で — 労働、ケア、シチズンシップ
- はじめに/萩原久美子
- 地域社会における外国人労働者受け入れ ― 人口減少と技能実習生への依存の深化—/上林千恵子
- 家事・介護労働市場における「外国人女性労働者」需要と日本社会の在り方/定松文
- 外国人の生活問題と国の出入国管理政策 ―「ケアギバー」としての外国人から「ケアテイカ−」としての外国人への認識転換を —/丹野清人
- 共に生きるのか、使い捨てるのか ― 問われる人口減少時代対策の本気度 —/李善姫
新連載 財政を「共同の財布」に[1]
- 財政社会学―解くべき謎を求めて 高端正幸
書評
- 井手英策著 『幸福の増税論―財政はだれのために』/西沢和彦
- 首藤若菜著 『物流危機は終わらない―暮らしを支える労働のゆくえ』/久本憲夫
- 浅倉むつこ・萩原久美子・松尾真知子・井上久美枝・連合総合生活開発研究所編著 『労働運動を切り拓く―女性たちによる闘いの軌跡』/金美珍
生活経済政策 2019年2月号(No.265)
明日への視角
- 「国難」を深めたアベノミクス6年/大沢真理
特集 2019年度政府予算の分析と課題
- [総論]防衛費関係費・防衛ローン増額と消費増税/町田俊彦
- [各論Ⅰ]消費増税対策の車・住宅減税に偏重の2019年度税制改正/片桐正俊
- [各論Ⅱ]景気優先の新規国債発行と財政規律の緩み/江川雅司
- [各論Ⅲ]公共事業予算でも消費税率引き上げ対策/浅羽隆史
- [各論Ⅳ]社会保障関係予算の伸びの抑制と消費税率引上げへの対応/吉岡成子
- [各論Ⅴ]財政調整財源化が進む地方税/星野泉
- [特論Ⅰ]保育・教育無償化要求の嵐/関口浩
- [特論Ⅱ]改めて財政投融資計画の今日的意義を考える~官民ファンドの問題にも言及しながら~/兼村高文
新連載 日本社会のこれまで・いま・これから[1]
- 高校改革の既視感/本田由紀
生活経済政策 2019年1月号(No.264)
明日への視角
- 民主主義の死を避けるために/山口二郎
特集 岐路に立つ地方自治
- はじめに/星野泉
- ポスト分権改革の20年/今井照
- 「自治体戦略2040構想研究会報告」をどう読むか/幸田雅治
- 地方財政の自治―閉塞状況を乗り越えるために/高端正幸
- 地方自治と議会—集約された民意か多様な民意か/木寺元
投稿論文
新連載 アジアと福祉国家[1]
- 福祉国家とフォーディズム/金成垣
書評
- 井手英策著『富山は日本のスウェーデン―変革する保守王国の謎を解く』 /山本麻由美