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良い社会を創る-21世紀のアジェンダ-

高木郁朗・生活経済政策研究所=編

 「良い社会」とはいったいどのような内容をもつのか。それはいかなる内容をもち、だれがどのように実現していくのか。バブル崩壊以降の「失われた10年」を経て、つぎの時代に向かううえで、知的な作業として、社会運動の新たな展開という視点からみても、いまこの論点こそが切実に求められている。
 生活研の自主研究「21世紀社会のアジェンダ」プロジェクトが、現代的な公正を通じて「良い社会」を実現したいという共通の問題意識をもとに日本の将来設計を考える。

御茶の水書房刊 / 四六版 200頁
本体価格 2,200円

本書の内容

はじめに

第I部 総 論

第1章 「良い社会」とは? 
高木 郁朗(日本女子大学教授)

第II部 各 論

第2章 21世紀におけるサスティナビリティ
-持続可能な発展にむけての地球環境対応-
里深 文彦(スウェーデン・ヨーテボリ大学客員教授)

第3章 新しい福祉国家の役割
駒村 康平(東洋大学助教授)

第4章 ジェンダー不平等を克服する
-アンペイド・ワークに焦点をあてて-
江原 由美子(東京都立大学教授)

第5章 21世紀の労働・雇用の課題
成川 秀明(連合総合政策局局長)

第6章 持続可能な社会経済システムの構築
-北東アジアにおける経済発展の転換を目指して-
増田 祐司(島根県立大学副学長)

第7章 ナショナルセンターの自己改革:AFL-CIOに学ぶ連合改革
篠田 徹(早稲田大学教授)



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